
概要
VALORANTはRiot Gamesが開発したタクティカルFPSで、プロシーンや競技環境で高いフレームレートが要求されます。特に144Hz以上のゲーミングモニターを使用するプレイヤーは、FPSが常にリフレッシュレートを上回ることで最大の恩恵を受けられます。
VALORANTはUnreal Engine 4ベースで動作し、他のFPSと比べてCPU依存度が高いゲームです。そのため高性能GPUを持っていてもCPUがボトルネックになり十分なFPSが出ないケースがあります。最適化の優先順位はCPUフリーの確保>GPU設定>OS設定の順になります。
サムスン テレビで IP アドレスを見つける方法
プロプレイヤーの多くは可能な限りグラフィック設定を下げ、視認性を維持しながら最高のFPSとフレームタイム安定性を追求しています。本記事ではゲーム内設定・Windowsシステム設定・GPU設定の3つの観点から最適化手順を解説します。
スペックに関わらず設定次第で30〜50%のFPS改善が見込める場合があります。特にシャドウ・エフェクト・アンチエイリアスの設定変更が最もインパクトが大きいです。
必要なもの
VALORANTがインストール済みのPCのみ必要です。VALORANT自体はRiot Games公式サイトから無料でインストールできます。必要スペックはCPU Intel Core i3-4150・GPU GeForce GT 730・RAM 4GBの「最小」から、CPU Intel Core i5-9400F・GPU GeForce GTX 1050 Ti・RAM 8GBの「推奨」まで幅広く対応しています。
FPSを正確に計測するにはVALORANT内蔵のFPS表示(デフォルトで左上に表示)を使います。また設定→統計でより詳細なパフォーマンス情報(フレームタイム・GPU使用率等)を表示できます。
GPU設定のためNVIDIAコントロールパネルまたはAMD Radeon Softwareが必要です。GPUドライバーが最新であることを事前に確認してください。NVIDIAの場合はGeForce Experience、AMDはAdrenalin Softwareで更新できます。
Windowsが最新のアップデートを適用済みであることも確認します。Windows 11 22H2以降ではゲームスケジューリングの改善が含まれています。
手順
VALORANTを起動して設定(歯車アイコン)→「映像」を開きます。最も重要な設定から変更します。「マルチスレッドレンダリング」をオンにします(CPU複数コアを使用するため重要)。「アニメーション品質」「グラフィック品質」「詳細品質」「影の品質」をすべて「最低」にします。「ブルーム」「ゆがみ」をオフにします。「アンチエイリアス」を「なし」または「MSAA x2」(視認性との兼ね合い)にします。
「解像度」は基本的にモニターのネイティブ解像度(1920×1080等)を維持しますが、FPSが大幅に不足する場合は1600×900や1280×720に下げると大きな効果があります。「表示モード」は必ず「フルスクリーン(専有)」にします。ボーダーレスウィンドウより入力遅延が小さくなります。
WindowsとGPU設定を最適化します。まずWindowsのゲームモードを有効にします(設定→ゲーム→ゲームモード→オン)。電源プランを「高パフォーマンス」に変更します。NVIDIAユーザーはコントロールパネル→「3D設定の管理」→「プログラム設定」でVALORANTを選び「低遅延モード:ウルトラ」「電源管理:最大パフォーマンスを優先」に設定します。
最後にVALORANTのフレームレート上限を設定します。「映像→フレームレート上限(前景)」をモニターのリフレッシュレートの1.3倍程度に設定します(例:144Hzなら180前後)。これによりG-Sync/FreeSyncが最適に動作しながら、レンダリングキューが過剰に積まれることを防げます。バックグラウンド時は15か30FPSに設定して無駄なGPU使用を抑えます。
トラブル対処
設定を変えてもFPSが向上しない場合、CPUがボトルネックになっている可能性があります。タスクマネージャーでゲーム中のCPU使用率を確認し、90%以上であればCPUが限界に達しています。バックグラウンドのChromeやDiscordを終了するだけでも効果的です。
フレームタイムが安定しない(FPSは高いのにゲームがカクつく)場合は「Vanguard」の問題かファイル破損の可能性があります。VALORANTのゲームファイル検証をRiot Clientから実行します(クライアント上部の歯車→「修復」)。
VALORANTを起動すると「互換性のないソフトウェア」エラーが出る場合、バックグラウンドで動作している特定のソフトがVanguard(Riotのアンチチート)と競合しています。タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスを確認し、オーバークロックツール(MSI Afterburner等)やチート検出ソフトなどを終了してから再起動します。
ゲーム中に突然FPSが半減する「スパイク」が発生する場合、熱によるサーマルスロットリングがほぼ確実です。HWMonitorを別ウィンドウで監視しながらゲームし、CPU温度が90℃以上になっていればクーラーの確認・グリス塗り直しが必要です。
コツ
VALORANT専用のconfig.iniファイルを編集することでUIには表示されない詳細設定が変更できます。ファイルは「C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\VALORANT\Saved\Config\[ID]\Windows\GameUserSettings.ini」にあります。sg.ShadowQuality=0(シャドウ完全無効)等を追加できますが、アップデートで上書きされる場合があるため注意が必要です。
Apex LegendsやCS2と異なり、VALORANTはアンチエイリアスを完全にオフにしても視認性への影響が比較的小さいです。敵キャラクターのモデルはコントラストが強く設計されているため、グラフィックを最低にしても敵の視認性は十分確保されます。
マップ選択でFPSが異なります。アセント(Ascent)やバインド(Bind)は開けた空間が多いため描画負荷が高くFPSが下がります。ブリーチ(Breeze)は特に要求が高いマップです。FPSが不安定な場合はマップ別に設定を微調整する方法もあります。
VALORANTのHRTF(空間音響)はゲーム内の設定→サウンドで有効化できます。足音定位が向上するため競技プレイでは必ず有効にすることを推奨します。前述のヘッドセット設定と組み合わせて、自分にとって最も方向感が明確になる組み合わせを見つけてください。
あわせて読みたい: Minecraft Java版のパフォーマンスを改善する方法 · Steamのダウンロード速度を最大化する方法 .







